久保力也(尼エサ西宮店 店長)
昭和35年生まれ。幼い頃、自然の残る武庫川尻で釣りを覚える。近隣の波止釣り全般に通じる。実は船釣りが大好きで、遠征では種子島などでも竿を出していましたが、最近は釣行できないのが悩み。
今年の夏は異状に暑いですね。
早く気温が下がらないと、釣りにいくにも迷いますね。
お客さんも、「あ〜〜、あつう〜〜〜。」「修行にいってくるわ」と、言いながらいかれますが、「本当に水分補給は必ずお願いします。」
窪さんが、鳥取の魚屋さんから電話して来てくれて、
「ガシラのいいサイズ売っていますよ。買って帰りましょうか?」
「ガシラですか。お願いします」
日本海のガシラは美味しくて大好きです。
楽しみに、待っていましたら、夕方に「これです。」
クーラーの中には、ガシラは、ガシラでも、僕らの釣り仲間では、「オコゼガシラ」と、呼んでいるむちゃくちゃ美味しい魚です。
和名 イズカサゴ と、思うのですが。
とにかく、美味しいのです。
うろこを落として、3枚に開いて「薄つくり、ポン酢で、スダチをぎゅうと絞って・・・・・ところが、右手の薬指の靭帯を切っているので薄つくりは出来ません。(>_<)
でも、煮つけでも最高です。
身がぽろぽろと、ほぐれて最高です。
針が出てきました、やはりこういう魚は釣り上げなければ食べられないのでね。
ハリスも、6号でくくっていました。
横で、息子の龍也が「ほっぺた〜〜、頂戴」と、皿を持って待っています。
さあ〜〜、バトル開始です。
「ほっぺたは、やるけど、胸鰭はおっとうやからな」と、2人で美味しく頂きました。
残った、残骸と出汁で「おから」を、明日炊きます。またこれが美味しいです。
だし汁を捨てないで「おから」にしてみてください。
窪さん「ご馳走様でした」
先日から、タチウオが夕方に水面を泳ぎまわっているとの情報が何軒も入っていました。
そこで、我等が尼エサ取材隊のメンバーで,何釣りでも直に行き、情報を入れてくれる、川上氏の登場です。
「息子連れて、行ってきますわ」と、南甲子園浜に、エサのキビナゴを持っていきました。
(「釣り上げてら直に連絡を〜〜」と、言う暇もなく釣り場へGO!)
しか〜し、直に、電話が入り「無茶くちゃ居てますよ!!」
「水面を泳ぎまわっていますよ。」と、興奮!!!
電話の最中にも、「あ〜っ〜、来た、来た。あ〜〜、アカン、ノリマセン・・。」
と、リアルタイム実況をしてくれます。
(行きたいなあ〜〜〜〜。僕も、直に行きたいのですが、土日でしんどくて、日曜日の夕方はナチュラルハイ状態です。これでは行けません。)
月曜日の朝に、矢野さん達がハネ釣りに行くために店に集合していますので、「矢野さん、タチ行きましょうか?」
「ええで、行きましょうか」
と、2つ返事で決まります。
夕方6時に店を早仕舞いして、今津港でハネ釣りをしている所に迎えに行き、南甲子園浜で竿を出します。
先客さんが何人か居て僕ら2人が階段を下りると直に
タチウオを釣り上げています。
「はやっ〜〜〜。もう、釣れてるヤン。」
6時です。
「入れ食いか?」
釣り人のサガで、他の釣り人が釣り上げているところ見ると焦ります。
「うわ〜。また、釣り上げてる。」
横目で見ながら更に焦る私。
セット完了。
第1投。
「来ました、来ました。あ〜アカン」
久しぶりのタチ釣りで何処で合わせていいか解りません。
再度、ウキを投げ込んで、今度は道糸を張り気味にして、竿先でアタリを取ろうとしていました。
ゴンゴン、ゴンゴンと、タチの気持ちいいアタリが伝って来ます。
穂先を少し横に引いて、誘いを掛けます、すると竿先を押さえ込みます。
(今や、竿を立てて合わせます)
乗りました、半年振りのタチウオです。
65cmと小型ですが、綺麗なシルバーです。
その後、アタリは有りますが乗りません。
エサのキビナゴも1パックしか持って来ていなかったので、僕は店に取りに帰り、直に釣り始めましたが、夕方の第1陣だけなのか、9時までしましたが、アタリが無くなり納竿。
釣果は3匹でした。(寂しい釣果です。今度はもっと頑張ります)
5時からアタリがありますので、思っているより早めに竿を出すといいですよ。ジアイもまだ釣れ出したところなので何回あるか解りませんが、半夜〜夜釣りと長い時間試してみてください。
今日は、イワシの回遊が南甲子園浜は無かったですが、芦屋浜イワシが湧いていたそうです。しかしタチウオは駄目でったそうです。まだ、釣れムラはありそうですが。お越し下さい。